レーザーレーサー効果
仕事に感けていた結果、テレビで連日競泳水着がどうのと、垣間見ていましたが、よもやこんな大騒動であるとは。
簡単に解釈すると、競泳選手の水着は今から10年くらい前までは小さいのが当たり前で、その理由は水着(布)の繊維は、皮膚に対して絶対的に抵抗が大きかったからです。したがって、スピードが増すほど抵抗が増える物理的原則により、競技結果に抵抗が大きく作用する競泳にとって、選手のとる対策は、極限まで小さな水着を着用することにあったのです。
それが同じ頃、布は材質上ついに人の皮膚よりも低抵抗を得られない結論に達すると、水着開発メーカーは発想を転換し、異なる抵抗を持つ二つの素材(布)を規則的に配列して、水着の表面に意図的に水流(うず)を作る構造を採用するようになりました。それにより、実質的に水着の抵抗は、単一素材では不可能であった、人の皮膚よりも低い抵抗を得られる仕組みを完成させたのです。推進力を得る=抵抗がかかる、という現象から逆転の発想で、悲願の皮膚以下の抵抗を達成させたのです。以降は現在の競泳選手のスタイルの通り、水着の面積は徐々に選手の身体をより多く覆うようになってきました・・
レーザーレーサー物議を競技ルールで解釈をすると、諸説出てきます。それから今は、選手個人にスポンサーがつきギャランティーを得る時代ですから、抜き出た技術が開発されたからといって、競技水着が独占状態になるとは考えにくい状況です(そんなときのための契約なのですから)。ですが個人的には、水着という競泳選手に与えられる唯一の道具が改良され、記録短縮に寄与することは大変結構なことであると思います。もっともっと開発を進め、記録をどこまで短縮できるか挑戦するべきです。そこに新しい競技の楽しみ、テクニックが見出され、それこそがスポーツの醍醐味だと思うからです。
