記録

ドーハでアジア大会が行われていますね。

「ドーハ」と聞いて思いつくのが「悲劇」という人は、もうそこそこの年齢の人ではないでしょうか。
あの、ロスタイムの言いようも無い緊張感、不安感。当時ブラウン管越しに見た、全ての日本人の不安が適中した事件でした。あの時点、ドーハで戦ったサムライイレブンは、異次元の浮き足を見せました。その極限の緊張が伝わる歴史的な中継でした。

今回のアジア大会は、全体的に日本がどの程度活躍しているのか、正直つかめていませんが、勝つべき人が順当に勝っているようですね。
ところで、水泳ネタで、一つ目を引いたのが、男子1500メートル自由形の優勝タイム。韓国人の17歳の選手らしいですが、アジア(特に東アジア)初の14分台のスイマーの誕生となったようです。14分といってその速さが分かる人は、あまりいないと思いますので、ちょっと計算してみます。50メートルを30秒で泳ぐことを30回繰り返すと、ちょうど15分で1500メートル泳ぎきります。つまり、15分をきるということは、50メートル30回続けて30秒を切って泳ぎきる力がないと出ないタイムです。秒速1.67メートル以上、陸で考えると早歩きくらいのスピードです。イメージできますでしょうか…とにかくめちゃくちゃ速く、タフでないと出ないタイムです。

この14分台の突入は、今から20年以上も前、旧ソ連のサルニコフという選手が、前人未到の14分台突入として歴史的快挙を達成して以降、抜きん出た泳力の持ち主が台頭する特徴的な競技種目でした。かつての「フジヤマのトビウオ」、古橋広之進大先生の、「人類でこの記録を破るものはいない」と、不滅の記録と称えられたのも、この1500メートル自由形でした。

話は変わりますが、最近は短距離、100メートル自由形で日本人が50秒の壁を突破したそうで、アメリカから遅れること30年、念願の大台にのってきました。日本人選手の記録短縮の今後が、本当に楽しみです。(陸上で例えると100メートル10秒1を切るくらい、レベル的にまだ9秒台ではないです。たぶん。)

私の感覚だと、サッカーだと「日本がんばれ!」ですが、記録を競う競技は、「今回の優勝タイムは?」になります。日本人が活躍するのは当然嬉しいですが、人類が100メートル47秒で泳ぐ時代に突入していることのほうが、正直ゾクゾクしちゃいます。

今日は個人的な趣味を書いてしまいました。
山本

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2006年12月11日 22:11に投稿されたエントリーのページです。

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